Atelier NODOKA

まったりとした土曜日の昼下がり。
外はいい天気なのに引きこもってばかりいるロレンス。
ロレンスがモニタとにらめっこしている
横で一人佇む影がありました。
「One sheep, Two sheep, Three sheep…」
「って、わっちゃあ賢狼ホロじゃ！！！」
……

「……虚しい。。。」

(こういうときはあの雄をからかうに限る。くししｗｗｗ)
「ろー」

「れー」

「んー」

「すぅ」

「ん？なんだ、ホロか」

「どっか」

「連れてって」

「くりゃれ？」

……チラッ
(…決まったの＾q＾)
((((( ﾟдﾟ ))
(´・ω・｀)ホローン
「……すまないが、もうしばらく一人で遊んでいてくれないか」
「とはいえ、もう朝からずっとじゃぞ？流石のわっちももう飽いたわい」
「小遣いなら渡すから。ほら、トレニー銀貨だぞ！！」
「わっちを子ども扱いするでない！」
「とはいってもな……」

「見ての通り、もうしばらくかかりそうなんだ。
　オレはここで軽食をとる。悪いが、お前も出前か何かで済ませてくれ」
「ぶー」

「何とか今日中には終わらせるから、な？」
……
…………

…………じゅるり。


(リンゴって何気に非常食として便利だよな……)

「あっ」
「隙あり！、じゃ！！」

「こら、ホロ！！」

「煮詰めてばかりじゃ、作業効率もおちんすー！べーだ、バーカバーカ」
「バカとはなんだ、こら待て！！待てって！！」
　　
「夕方には戻りんす！それまでにすべきことを済ませておくことじゃ！」
「ちょ、まっ」
　　
……
「ふぅ、まったく……」

(いやしかし、ホロの言うことももっともかもしれないな)
(一つのものに没頭しすぎて、周りが見えなくなってしまっていた)
(あまつさえ、連れのあいつのことなんて考えてもいなくて……)
「はは、しかし妙だな」
(走ったら、不思議と気分が軽くなった気がする)
(これならあの案件も今日中に片付けられるな)
(あっ)
(あいつ、そんなことまで考えて……)
「また一本取られてしまったな」
(明日はきっとどこかに連れていってやろう)

「あっ」

「てか、オレのリンゴ……」
＊

「ぬしを心配しておるからこそじゃ」
「ともあれまずはこのリンゴを……くっしっしｗｗｗ」
おしまい。
＊おまけ＊
鶏も好きです。逃げてー＞＜