狼と香辛料 XIV

2010-02-22   treby   ラノベ  , , , このエントリーをはてなブックマークに追加

狼と香辛料 XIV

狼最新刊。フェアでしおりもつけてもらいました。読了しました。もうすぐクライマックスかな?という展開でした。今年中に終わっちゃうのかな?少し寂しい。

軽くネタバレ含む感想は続きから。

ロレンスがホロに告ったのが5 巻でしたから、実に9 巻もの(短編集3 巻含む)冊数が費やされた事になります。ようやく晴れて両想いですか。くそ、あんな終わり方でもラブラブじゃねえか。もうロマンスに改名しちまえwちくしょうwww

支倉さんの文の特徴として、表現、特に心理描写をボカして読者の想像力に委ねる書き方が多用されている気がします。しかも、付加要素的色合いの強い箇所のみならず、結構重要な部分もその手法が使われていたりして。それで、間接的な表現に慣れていない自分は読んでいる内に置いていかれてしまい、結果として工場長の文は相性が悪いだなんて、以前は言っていたわけですが。

最近では、慣れのおかげかボカシの入った表現に対しても前よりも格段に話を飲み込むのが早くなりました。あるいは純粋に支倉さんの書き方が上手くなっているのかもしれませんが…… ともかくここ数巻は読後のモヤッと感が少ない気がします。

素直にこの巻の展開は良かったと思います。