ちっちゃいーので遊ぶ

2012-06-08   treby   技術メモ  , このエントリーをはてなブックマークに追加

ちっちゃいーのというArduino互換機がある。MTM07で展示・販売されていたものらしい。

もともとは確か@juju_suuさんのツイートで、通販が開始された旨を告知(拡散?)されていたので知り、クールな外観に惹かれ購入してみた。届いたキットは1時間足らずで組み立てることができた。鋭い人は先日のFukuoka NFC Hack 2の記事に映り込んでいるのに気づいていたかもしれないが丁度この前日に組み立てた。

ちっちゃいーの

写真からも分かるように、ちっちゃいーのは超小さい(そしてかわいい)。電源さえ工夫できればそれこそ名札のようにして身に着けることができそうな勢いだ。デフォルトでプログラムも書き込まれているのでただハンダ付けするだけでインベーダー君を楽しむことができる。おすすめ。

ところで、ちっちゃいーのの配線図やソースコードは製作者のページで公開されている(ありがたい)。ちっちゃいーの自身はArduino互換というから、8×8のLEDマトリクスさえ調達できればブレッドボード上に再現できるのではないかと考えた。

Arduino UNOでちっちゃいーの(の機能)を再現

それで実際にやってみたのが上の写真である。ジャンパ線がすごいことになっているが、ちゃんとそれっぽく動いてくれているのが分かる。

次に考えたのはちっちゃいーの的なモジュールを自作できないかということである。ちっちゃいーのを組み立てていて感じたことであるが、ちっちゃいーのは基板とマイコン、抵抗1本とコンデンサ2本、そして8×8のLEDマトリクス2個という至極シンプルな構成をしている。この程度であれば自分で部品を集めてきて同様の作品をくみ上げることができるのではないか。もちろん、ブレッドボード上にではあるが。

と、思いついたのは良いが、なにぶん今の私には知識がない。「どうしてちっちゃいーのはArduino UNOなどと違って至極少ないパーツのみで動作するのか」それすら理解できない。この疑問を解決するためには、そもそもArduinoとは何かということから調べていかねばならないと思った。そこで、ブレッドボード上にArduinoを実装するキットというものを買ってみた。

Arduino on ブレッドボード

組み立ててみて、いざ動作を確認しようとしたときに問題が発生した。書き込みにはUSB-シリアル変換アダプタ(FTDIが載っている)を使うべしと書いてあるが、これを使ってもうまく書き込めないのだ。配線間違いを疑って数度見直しても問題は見つからず、一時は諦めかけた。もちろん、Arduino IDE上でBoardの種類をいろいろ変えてみたりもしたがダメだった。そこでこれもダメだろうとマイコンを外した状態のArduino UNOを経由して(RX,TX,Vcc,GND,RSTの5つをつなぐ)書き込みを試してみると今度は正常に書き込むことができた。なぜだ。

マイコンに対する知識が足りないせいで(ブートローダとか)、なぜUNO経由では正しくスケッチを書き込めてFTDIのUSB-シリアル変換アダプタでは書き込めないのか分からない。やはりUSB-シリアル変換チップが違うせいなのだろうか。もう少し勉強してみよう。