陽だまりの彼女

2012-09-27   treby   日記・雑記  , このエントリーをはてなブックマークに追加

『陽だまりの彼女』越谷オサム・著

Amazon.co.jp : 陽だまりの彼女 (新潮文庫)

帯の「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」というキャッチにティンときて買ってみました。このキャッチ考えた人、やり手ですね。なんというか残念系男子ホイホイです。いやもっとも、もう男子という歳でもなくなってきてる気もしますが。

著者の越谷オサムさんってどこかで見たような気がすると思ったら『空色メモリ』(Amazon.co.jp)の方なのですね。こちらは図書館で借りて読みました。同時期に読んだ『カンニング少女』(Amazon.co.jp)と記憶の被っているところもあり内容自体あまり覚えていないのですが、良い読後感だった気がします。あとは、メモリってUSBメモリのことかよ!とツッコんだことだけは記憶に強く残っています。はい。

さて、そんな感じに気まぐれで買って気分転換に夜寝る前と朝起きた後に分けて一気に読んだわけです。感想としましては、ヤバい、これ切ないよ状態です。著者の越谷オサムさんの作風は各所より王道であるとの評価を受けております故、この後味は期待通りのものであるといえます。良い感じに気分転換できました。

ちなみに読み始めた日の夢はなぜか森下未散さん(特に贔屓にしているわけでもないキャラ)とラブラブチュッチュしているという意味のわからん展開だったのですが読み終わった今となっては……ある意味間違ってなかったというのが分かりますね。

あ、こちら恋愛小説ですがミステリー要素もございまして、故に中だるみせず読み進められたんだと思います。私自身、割と不自然っぽい記述は覚えている方なので種明かしをされた時にある程度合点がいきましたが、おそらく読み返してみると見逃していた伏線に気づけてまたニマニマできることでしょう。

ともあれ真緒ちゃん可愛いですね。ついでにラブラブチュッチュな夢の影響で未散も可愛くみえてきましたよ。なんてこった。未散も衣更ちゃんも両方抱きしめたい、そんなあなたに風のなかのプリムローズ(Amazon.co.jp)のジャケット絵などいかが?Ceuiさんの透明感のある歌声がいいですね。ゲーム版の主題歌がカラオケで歌えない(入っていないため)のが残念です。

先週頃からでしょうか、すっかり気候が落ち着いてきまして夜の時間はもちろんのこと、下手すると日中も肌寒く感じられるようになってきました。ついこの前夏が来たと言ってた気がしたのですが、よく見るとこの記事書いてから2か月経っているんですね。あっちやらこっちやら行っておりますと時間なんてあっという間ですね。

私としては、秋という季節は性に合っている気がします。よく晴れた日でも空気が澄んでいて、それでいて何だか優しすぎますし、時期が合えば、キンモクセイの独特の匂いをも楽しむことができます。こんな日は外に出て思いっきり空気を吸い込みたいものですね!……なお、『陽だまりの彼女』の季節は夏ごろだと思われます。また、私は相変わらず日中引きこもっております。あらら。

まあ、そんな素敵な季節ですので、秋の夜長にのんびり音楽を流しながら読書などはいかがでしょうか。あ、『陽だまりの彼女』を読むときのBGMはもちろんThe Beach Boysですよ!