鷲宮訪問レポート

2010-01-07   treby   舞台訪問(聖地巡礼)  , , , このエントリーをはてなブックマークに追加

これは、コミケ1日目のお話。朝10時。自分は東武伊勢崎線に乗っておりました。お察しいただけた方もあるかも知れませんが、行き先は鷲宮です。

鷲宮神社

実は2年前の冬コミの時に当時話題だった桐絵馬ストラップを求めて、聖地巡礼も兼ねて鷲宮を訪れたことがあったんです。桐絵馬ストラップは残念ながらどこも完売していて手に入れることは出来なかったのですが、そのとき訪問した学生衣料品店の方がえらく親切で、どこの馬の骨かも知れない自分のような余所者に対しても良くしていただいたんです。のみならず、桐絵馬ストラップも再入荷したら郵送してくれるとのことで実際、翌年2月くらいに自宅まで送っていただきました。かがみとみさお。

そこから、年に2回あるかどうかの頻度ではありますが自分も機会あれば鷲宮を訪れるようになりその都度何らかのグッズをいただいたり、商工会としてのお話を伺えたり変わらず気持ちの良い対応をしていただいていました。

初めは義理による部分が強かった気がするのですが、回数を重ねるにつれ鷲宮に行くこと自体が心地の良いことに変わっていって。きっと、商店の方の人柄にどこか惹かれる部分があったのでしょうね。

そのような流れもあり、今回も聖地巡礼というよりは、お世話になっている商店の方へのご挨拶という意味合いが強い訪問でした。

とはいえ、前回の訪問は一年前の冬コミ時。長閑な情景は変わらずですが、ところどころに変化が見られたように思います。

まず、駅改札を出たところにあった案内用紙。

鷲宮神社案内

確か以前訪れた時には筆字で「←鷲宮神社」と書かれた紙が貼られていただけのような気もしますが、この用紙にはらき☆すたのキャラ名のみならず英語も併記されています。漂う手作り感がグッドです。

そして、駅の階段を下りると、

こなこなこなた

来訪者を圧倒するこなた。確かにこれだけ貼っておけばインパクトは抜群でしょう。

何とか目を離して神社への道をば。駅前のお店は以前より立ち寄りやすくなっている気がします。

けいおん!

神社横の掲示板。京都アニメーションつながりといった所でしょうか。あと、鷲宮界隈で有名な痛絵馬師モテギさんの絵馬も見ておきたかったのですが、生憎神社の絵馬は取り外されたばかりとのことで望みかなわず。

ちなみにモテギさんは、去る31日に100拝目をかけたとか何とか。すごい枚数ですよね。

大酉茶屋前の張り紙

神社前の喫茶店、「大酉茶屋」は年末休業中でした。そんな感じで散策しながら目的のナリタさんところに到着。かろうじて顔は覚えていただけていたようです。一安心。

NONFIXの特集 を見せていただけるということでお家にお邪魔すると居間には大きな地デジ対応TV が。しかも番組は、blu-ray で録画してあるとか。こういったら失礼かもだけど、すごく違和感が……じいちゃん家にでっかい液晶TV があった時のような感覚。

ともあれ、お話を交えながら、1時間程度の鑑賞会。画面に自分が映るたび照れくさそうにされるご主人が印象的でした。話は番組の中にもあった、市町村合併による鷲宮町の消滅について。

鷲宮町は久喜市に合併

これも時代の流れとどこか諦観される反面、住所は短くなるから、と利便性を訴える一面もありました。まとめると、

     
  • 北葛飾郡鷲宮町鷲宮(鷲宮商工会の住所)が、久喜市鷲宮になる
  •  
  • 鷲宮は正しくは「わしのみや」と読むが、これまで登記上「わしみや」となっていた
  •  
  • 新しい住所では登記上も「わしのみや」となる

ということらしいです。鷲宮町最後の土師祭というのはまさに合併することによって省かれる「鷲宮町」の部分を言っていたようです。とはいえ、土師祭そのものも、今中心となっている年配が出来なくなってしまったらやめざるを得なくなるとのこと。

そんな流れの中に訪れた「聖地」ブームは現地の方にとって最後のチャンスであり、伝統を後世に伝えていくためにもこれを一過性のものに終わらせたくないとのことでした。偽善かもしれませんが、少しでも自分に出来ることはないのか、考えさせられました。

今年三月に鷲宮をテーマにした映画が公開されるそうです。単にネット上でこの情報を得たのならば、気にも留めていなかったのかもしれませんが、中の人の気持ちも踏まえてみると、応援したくなるから不思議です。しんみりとした気持ちのまま、門前飯店へ。

門前飯店外観

本通りから少し入ったところにあるため、自分はこれまで行ったことがなかったのですが、通の方の間ではお馴染みのお店らしいです。

こちらのご主人は一見、職人気質で愛想のない人のように思えましたが会計の時にはちゃんと笑顔を見せてくれて、気持ち的に何か一安心。アウェイの土地で受ける心遣いというのはまた一段と沁みます。

そんなこんなで鷲宮駅。改札内には実際に土師祭で使われたらき☆すた神輿が展示されています。上段の絵を描かれているのがモテギさんです。

らき☆すた神輿1
らき☆すた神輿2

実はこの神輿、東武鉄道の方から商工会に貸し出しのオファーがあったそうです。聖地巡礼を始め、初詣等の時の東武鉄道へ落ちるお金は目に見えるほどだといいます。多くの人が動くと、こんなところにも影響が出るのですね。

キャラ名不明1 キャラ名不明2 キャラ名不明3

ところでこのあたりのキャラは見たこともないのですが……どなたかご存知の方いらっしゃいますか?しかも聞いた話じゃ、こなた達は大学生になったとかなんとか。

マジですか。