RC-S620/Sのフラットケーブル
FeliCa RC-S620S ピッチ変換基板(フラットケーブル付き)についてくるフラットケーブルであるが、RC-S620/Sをいろいろいじっているうちにとうとう断線してしまったようだ。
確認した感じでは、こういう状態になっていた。
被覆をはがして修繕すればよいように思えるが、実際にやってみると被膜どころかケーブル自体が薄すぎて、人間業では難しそうだった。結局、新しいピッチ変換基板を注文したのであるが、届くまで何もしないというのも悔しい。そこで何か代わりになるケーブルが入手できないか足を使って探してみた。
私の知る限り、福岡都市圏にはマルツパーツ館とカホパーツセンターの二店舗がある。最初はマルツに行ったがおいていないとのことだった。あきらめ気味にカホパーツに寄ると「ぴったりのケーブルはないが、同じフィルムケーブルで通信線が多いものを加工すればよいのではないか」と提案された。
そうして購入してきたのがこのフィルムケーブルだ。0.5mmピッチで24本の信号線で長さは15cmらしい。本記事ではこれを加工した過程と、今後同じようなことが起こらないようにするための考察を載せる。
ケーブルの加工
まずケーブルをカットするための下ごしらえをする。とはいえ、普段電子工作をしない我が家に高性能な機器があるわけもない。仕方ないので普通のカッターナイフで切っていくことにした。
切りやすくするために、カッターナイフを火であぶってみた。比較したわけではないので確かなことは言えないが、少しは切りやすくなったような気がする。
なお切り始める時は、必要な幅よりも少し広くカッターを入れるようにする。たとえば、6本線が必要ならば7本分を切り出すつもりで切り出していった方が何かがあった時に安心だ。そして、最後にやすりがけをする要領で必要な幅になるまで少しずつ削っていけばよい(これが一番難しかった)。
ケーブルの加工を提案されたときは動かせる確証はないため心配だったが、実際に作ってみるときちんと機能してくれているようであった。良かった。
フラットケーブルの取扱いについて
冒頭に示したように、ケーブルを何も意識せずに取りまわしていると簡単に断線してしまう。しかも、代わりの品がなかなか手に入りにくいことが分かった。そこで今後は以下のことを気を付けたいと思う。
- 極力ケーブルが曲がらないようにする
- ケーブルの爪に力をかけるときは必要以上にかけないようにする
- ケーブルを丁寧に扱う
これらを意識して取り回せば、少しは長持ちしてくれるだろうか。というか是非、どなたかケーブル単品で売ってほしいと願った今日この頃である。それともアキバに行ったらちゃんと見つかるのかな?
おまけ
これは余談であるが、なぜお店によってArduinoの値段がまちまちなのだろう。しかもどちらかが絶対的に高いというわけではなく、モデルによって高かったりネットとほぼ同価格(低価格)だったりするのだ。マルツではUnoが2,500円で売られているが、Megaが9,000円以上する。一方カホパーツではMegaは5,000円弱で売られているが、Unoの方が3,200円だった。
まあ、欲しいモデルが決まっているのであれば安い通販で買えば済む話ではあるが……気になる。