革命的で魔法のような言語PHP

2011-03-07   treby   エンジニアリング  , , , , このエントリーをはてなブックマークに追加

ものすごく今更感がありますが、今回から冬コミ(C79)でゲットした本のうち、「一本取られたわw」な作品を紹介していきたいな、と思います。

※紹介させていただいている本を発行されたサークル様へ
レビューは「素晴らしい本を紹介させていただく」というスタンスのもとに執筆しておりますが、万が一、レビュー内容に不都合等がございましたら「まどろみはじめ」宛て(treby[あっと]atelier-nodoka.net)までご一報ください。

では、第一回目をば。

『革命的で魔法のような言語PHP』
『革命的で魔法のような言語PHP』
サークル:星一開発セクション

タイトルがタイトルなので「あ、PHPの長所とか書いてるのかな」と思い購入。個人的にサーバサイドプログラミングへの興味はまだ冷めていません。むしろこれから勉強したいな、と思っていたところですしね。

サークルの売り子様は自分の「これ読んだらPHPのこと分かります?」という質問に「技術的な内容というよりは豆知識的な内容ですよ~」と丁寧に答えてくださるなど、素敵な方でした。ええ全然構いませんとも、そういうのを待っていました。

というわけで年明け一番に読ませていただいたのですが、端的にいうと……
めっちゃPHPディスってるw

もうこれは……タイトル詐欺のレベルですよ。これからPHPを始めようとしている自分をどん底まで突き落とす感じ。

ただ、その論調が非常に絶妙で、本から全くネガティブな感じを受けないんです。どういえば分かるんでしょうか、憎悪が一周その意味を反転させているというか。PHPに対する皮肉もここまできたらむしろ清々しいというか。何というか、言語への愛を感じました。

特に「ライブラリでやれ(コアでやるな)」というツッコミには笑わせていただきました。確かにそうだwうちの研究室の下級生がRuby(RoR)を使っているんです。それで年明け頃「Rubyめんどい。PHPが良かった」と仰るのでこの本を見せてあげたんです。すると「ああ、Rubyでいいや」と態度が一転してました。

面白い。おすすめです。