RFID / NFC Real Touch Shop
先週金曜日、所用で東京に行く機会があったので今年1月末にオープンしたばかりのRFID / NFC Real Touch Shopに行ってきました。
お店に入ってまず目につくのは多種多様なRFIDやNFCのタグ類。
中には、金属対応のタグなんていうのもありました。
個人で試すにはなかなか揃えにくいタグやリーダですが、こちらのお店ではお手頃な価格での小売りにも対応されています。
このRFIDリーダライタ、どこかで見たことあると思えば、大学で利用しているリーダライタと同じものでした。聞けば、リーダライタの動作確認用にいただいたRFIDタグはお店を運営されている企業グループの方が送って下さったのだとか(お店でそのご本人とお会いしました)。世の中って狭い!
RFIDタグにはEPC領域というタグを識別するための領域があるのですが、これを任意に変えられるのだそうです。というかタグ製造時点では製造ロット毎に全て一緒なので、RFIDタグの利用前に一意な番号を書き込んでやらないと使い物にならないのです。お店ではタグを購入する際、実業務で使えるようにこのEPCを書き込む作業(エンコード)代行をサービスでしてもらえます。こちらはそのための装置一式です。
PaSoRi(ソニーのFeliCaリーダライタで最近のはNFCも読み書きできる)以外のNFCなリーダライタたち。当サークル的には流れ上ソニーマンセーな感じになっていますが(既刊には「FeliCa」を冠していますしね……)、「FeliCa?ソニーのものなんて使いたくねーよ、けっ」な方はこれらのリーダライタを使われてみては?
他には実際にNFCを使われたサンプルなんかの展示もされています。
カードをかざすとIDに結び付けられたWebページなどを表示するサンプル。こちらのキットはWebで通販もされているようです。
カードをかざすとIDに結び付けられた酒瓶が光るというサンプル。お酒なのは制作された方の趣味なのだそうです。ちなみに基板上の素子を光らせている電波はLFなので正確にはNFCとは違うそうです。
こちらは本に取り付けられたタグを監視するサンプルです。
ボード型のリーダライタ(机の下に仕込んである)上の本がカウントされて画面に表示されています。
中にはそこはかとなく電子工作な雰囲気漂う作品も。
その筋で有名なNFCプリンタの展示も。中の方はNFCハッカソンの際にもいらっしゃっていましたね。
せっかくなので(ダメな意味で)有名らしい当サークルの本も献上して参りました。お店に行くともしかしたら見ることができるかも?
そんな感じで「RFID /NFC Real Touch Shop」、大人の秘密基地然として色々楽しめます。なお、記事執筆現在、毎週木曜、金曜の午後のみの営業ですので、訪問される際はご注意を。