朝の小旅行
最近は生活リズムらしい生活リズムもなく、
3時4時に寝たと思えば、昼過ぎ頃に目を覚ましたりして、
有り体に言えば長期休み中の学生の毎日を送っております。
もちろん自分の内に危機感や自己嫌悪といったものは存在しておりますが
だからと言って意識して夜寝つけるわけでもなく、
ただただ予定のない日々に身を任せるしかなかったりします。
そうやって迎えた今日という一日。
前日やたら睡眠をとったがためにいつも以上に寝付けません。
あれよあれよと朝の6時前に。
まったく寝付けないとはいえ、せめて仮眠をとるつもりで、
とベッドに入っていた私でしたがついに眠ることを諦めました。
まんまるおつきさま
そうそう、今宵は月が綺麗でした。
んで、これは撮ってくるしかあるまいと原付で近所をひとっ走り。
まだこの季節でも風呂上がりの半袖で気持ち良く走れますね。
付近は場所が場所だけあって、普段よくカップルな方々が
愛を語り合っているのやシングルな方が自分探しされているのを見ます。
が、幸いにも今日は人気がなくゆっくりカメラと向き合えました。
一人でカメラいじってるの見られるの意外と恥ずかしいですからね。
一歩間違えば変質者だし、しかも上手くないし(……
福岡市内だけあってあたりは明るく、星もほとんど見えません。
その代わりに遠くの賑やかな様子を垣間見ることができました。
こんなに良い夜なんだから、明日はきっと晴れるよね、ハム太郎。
へけっ。
嗚咽
昼間の雨が止み、過ごしやすい夜、いいね。
窓を開けると聞こえる、波のざわめき、いいね。
淀んで何も見えないこの夜空も、何かいいね。
柔らかな送風が火照った肌を撫でていく。
とろけた疲れが全身を包み込んでいく。
今日もきちんと耐え抜いた。きっと明日も耐えられるよね。
昼間の喧騒に見えなくなりかけてたけど、
今、耳を澄ませたら、聞こえるのは波の音だけ。
一人、夜を想える。それがただ、嬉しくて。
昨日にも、君。今日も君。
明日もきっと、君なんだろうな。